[Press Release] Japanese-Ductch sisters born of war to visit Japan to meet their cousin

オランダ公益財団法人SOO オランダ日系人姉妹 親族対面のために来日

~戦争で引き裂かれた日本人父の身元が確定 日本人としてのアイデンティティーを取り戻すために~

在オランダ日系人たちとは、太平洋戦争中、日本軍が占領した現在のインドネシア(戦前のオランダ領植民地で蘭領東インドと呼ばれていました)に住むオランダ系の女性と日本人軍人・軍属・民間人との間に生まれた方々です。

日本の敗戦後、引揚げした日本人の父親と、日系の子どもたちとはその後生き別れとなりました。日本 人を父親にもつ乳飲子を抱えた母親の多くは、その後に婚姻したオランダ人夫と共に、戦後にオランダへ引揚げました。日本占領下のインドネシアで日本軍の捕虜となったオランダ人元軍人や抑留された 民間人婦女子も、戦後インドネシアよりオランダへ引揚げており、オランダにおいても、母だけでなく旧敵国の子供であるとして苦難の道を歩んだ日系人も少なくありません。

日系の子どもたちの多くは、自己の出生や日本人実父について実母からほとんど知らされることなく成 人し、今では70歳以上の高齢者となっています。実父が日本人であることを知るにいたった日系人は、 実父捜索と日本人としてのアイデンティティーの確認を目的に、オランダで日系人団体を設立し、1990年代初頭から現在まで活動を続けています。

当財団は、以上の日系オランダ人2世の身元確認と日本の親族対面を目的に、2012年4月にオランダ公益財団法人として設立いたしました。

すでに身元が判明したオランダ日系人2世も多くありますが、SOO財団設立後の親族対面は今回で4 人目にあたります。戦後日本人父と生き別れとなり、親も身元も判明しないインドネシア残留日系人、 オランダ日系人2世の問題は戦後70年を経ても未だ解決していません。日本の多くの方々に知ってい ただくため、本年も日系人2世が来日します。

今回は、テレーゼ(ケイコ)・ノルさん(71歳) 、その姉 マリー ルイーズ(レイコ)さん(72歳)とその娘デボラさんの3名を日本に迎えます(2017年2月18日~25日)。姉妹は、当財団の調査により親族の身元が判明し、帰国期間中に姉妹の父と戦後共に暮らした親族(現在90歳 姉妹のいとこにあたる)と初対面しま す。またいまだ日本人父の身元が判らないオランダ・インドネシアに住む人々の支援のため、日本滞在中にの関係団体への現状報告も行う予定です。